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日本の地の利を生かした宇宙港構想を支える山崎直子宇宙飛行士

宇宙飛行士が引退後にどのようなキャリアを歩むのか、今回は若田宇宙飛行士と山崎直子宇宙飛行士の例を通じてお話しします。宇宙飛行士のネクストキャリアについては、昨日のエピソードでも触れましたが、今回はさらに深掘りしていきます。宇宙飛行士も私たちと同じように次のステップを考えるものです。ただ、彼らの場合はその舞台が宇宙という特別な場所であるため、より一層興味深いものとなります。

若田宇宙飛行士は、民間宇宙飛行士として新たな道を切り開いています。彼とは理研とJAXAの連携評価ミーティングでお会いしたことがあり、個人的に親近感を持っています。彼のキャリアは、宇宙飛行士の中でも特に注目されています。対談記事も予定しており、彼の新たな挑戦について詳しくお伝えできる日を楽しみにしています。

一方、山崎直子宇宙飛行士は、日本の宇宙開発を支える基盤作りに積極的に取り組んでいます。彼女が関わるプロジェクトの一つに「宇宙港構想」があります。日本各地に宇宙港を設置し、宇宙へのアクセスを容易にするというものです。日本は地理的にロケット打ち上げに適した条件を持っており、これを活かした宇宙港の設置は非常に理にかなったアプローチです。山崎さんは、宇宙飛行士としての経験と国際的なコネクションを活かし、このプロジェクトを推進しています。

宇宙港は、ロケットの離発着地点として機能し、日本の宇宙開発をさらに進めるための重要な拠点となります。例えば、大分県では飛行機にロケットを搭載して打ち上げる方式が検討されています。北海道や和歌山県でもそれぞれ特色ある宇宙港が計画されており、日本の宇宙開発を牽引する存在としての地位を確立しつつあります。

このように、宇宙飛行士たちは引退後も多様なキャリアを歩み、宇宙開発に貢献しています。彼らの活動は、宇宙へのアクセスをより身近なものにし、私たちが宇宙に行く日もそう遠くない未来に実現するかもしれません。次回は、月面へのチャレンジについてお話しする予定ですので、ぜひお楽しみに。

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※アイキャッチ画像はNASAのpublic domainのgalleryから取得しています。

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