書籍「やっぱり宇宙はすごい」SB新書から2025/01/08発売しました!発売後即重版も決定!

月面探査が激アツ!ispaceが手を組んだスペースデータと中央大学その狙いとは?

こんにちは、佐々木亮の宇宙ばなしへようこそ!今日は日本の宇宙スタートアップ、アイスペースが月面探査でどのように新たな一歩を踏み出そうとしているのか、そしてその背景にある中央大学やスペースデータとの協力関係についてお話しします。月面探査がますます熱くなってきている中で、特に日本の企業がどのように関与しているのかを掘り下げていきます。

まず、アイスペースは2025年6月に月面着陸を目指しており、その準備が着々と進んでいます。物理的な月面探査だけでなく、デジタル面でも開発を進めているのが特徴です。最近、アイスペースは中央大学とスペースデータという2つの組織と協力関係を結びました。これにより、月面探査の物理的側面とデジタル側面の両方を強化しようとしています。

中央大学との協力では、月面の溶岩チューブを探査するための小型AIロボット群を開発しています。これらのロボットは、月面に輸送され、溶岩チューブ内を探査することで、将来的な月面都市の可能性を探ることが目的です。溶岩チューブは、月の過酷な温度差から守られるため、居住地としての可能性が高いとされています。

一方、スペースデータとの協力では、月面のデータを用いてデジタルツインを作成することを目指しています。デジタルツインとは、現実の物体や環境をデジタル空間上に再現する技術で、これにより月面での活動をシミュレーションすることが可能になります。これにより、実際に月に物を持ち込む前に、デジタル空間でのテストが可能となり、失敗のリスクを減らすことができます。

このように、アイスペースは物理的な探査とデジタル技術の両面から月面探査を進めており、これが日本の宇宙ビジネスの新たな可能性を広げています。中央大学との協力で物理的な探査を、スペースデータとの協力でデジタル技術を活用し、月面探査の効率と成功率を高めようとしています。

このエピソードでは、アイスペースがどのようにして月面探査を進めているのか、その背景にある技術や協力関係について詳しくお話ししました。これからも日本の宇宙ビジネスがどのように発展していくのか、非常に楽しみですね。

Apple Podcastはこちら

※アイキャッチ画像はNASAのpublic domainのgalleryから取得しています。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次